生産者のみなさんのご紹介
当店がお世話になっている個性豊かな素晴らしい生産者の方々をご紹介します。
ぜひ食事をしながら石垣島の畑や田んぼ、それを育む豊かな自然環境にも思いを馳せてもらえると嬉しいです
大泊力朗さん、キミ子さんご夫婦
子どものころに遊んだ轟川にエビが少なくなっている現状を危惧して、農薬や除草剤に頼らない米作りを模索してきたという研究熱心な力朗さん。普段はとても温厚ですが、いざ米作りになると熱がこもり話が止まりません。
そんな力朗さんを支える妻のキミ子さんは、お米を買ってくれるお客さんに万が一のことがあっては大変と袋詰めの時にはいつもお米を一粒一粒目で見て確認しています。その姿勢には本当に頭が下がります。
2020.1月
美里清矩さん、さよこさん夫妻
地元白保村の先輩である美里さんは、サラリーマンを辞めて農業を始めてから約15年。
元々はキビ畑だったところを少しづつ野菜にも挑戦して、今はゴーヤ、オクラ、インゲン、玉ねぎ、人参などを栽培しておられます。
今が旬の自慢の人参は無農薬🥕
とっても甘くて香りがいいんです。
また美里さんは白保村の村作りを支えるゆらてぃく憲章推進委員も務められ、学生の民泊や農業体験の受け入れなど精力的に貢献されています。
いつも謙虚で穏やかな笑顔のさよこさんが、草取りや袋つめなど細かい作業を担当。今年カジマヤーを迎えたお義母さんの介護をしながら、ご主人を支える姿に頭が下がります。
2020.1月
嘉良直人さん、さつきさん夫妻
直人さんは妻のさつきさんと二人三脚で先祖から引き継いだ土地を守り、オクラ・にんにく葉を中心に栽培しています。
無農薬、有機肥料で栽培する自慢のにんにくは今から20年以上前、直人さんのお父さんが当時島にんにくが衰退して台湾種が混じったものが多く栽培されていることを危惧して色々と調べた末、多良間島に島にんにくの原種が残っているとの情報を得て、多良間島まで行き何度も頼み込んで分けてもらったことから作り始めたものだそうです。
「種っていうのは作り続けないと残していけないものだからよ。だから頑張って作り続けようと思っている。作り始めた頃は見向きもされなくて、まずは食べてみてと、無料で配った時期もあったけど、今はお客さんがつき、冬が来たら食べたくなると言ってもらえるようになった」と、笑いながら話してくれました。
2020.1月
赤嶺丈二さん、勤子さん夫妻
赤嶺家はご両親も現役農家。お互い力を合わせてゴーヤ、オクラ、玉ねぎ、島ラッキョ、ピーマンなど多品目の野菜を作っておられます。
サービス精神旺盛でいつも人を楽しませてくれる丈二さんと、そんな夫を支える勤子さんはまさにおしどり夫婦。
サトウキビの収穫時期にはキビ運搬の仕事もしている丈二さんは、今とっても多忙です。勤子さんは農協の職員として勤めながら、仕事が終わった夕方や週末は畑に行き、収穫を手伝う毎日。本当によく働くんです。
丈二さんのこだわりは、「自分が買いたいと思う野菜を作ること」そのためには努力を惜しまず、自分の作るものに自信と誇りを持っています。
2020.1月
王田たけしさん、由美さん夫妻
Tha mango conpany のたけし印と言えば、マンゴーとミニトマト。どちらもとっても甘くて美味しいって評判ですよね。
研究熱心なたけしさんは、ほぼ独学で思考錯誤しながら日々進化しています。数年かけて色んな品種を試し、失敗もしながらようやく皮が薄くて甘味のある今のトマトの種にたどり着いたそうです。そしてできた実は弾けるギリギリまで完熟させてから収穫するのが、腕の見せ所。天気とミニトマトを見ながらの難しい判断だそうです。
そんなたけしさんは「自分が作ったものを食べてもらって、それが美味しいと、“うわ美味しい!!“って顔が弾けるでしょ?笑顔になるでしょ?それがとにかく嬉しくって。それが自分が農業が楽しいって思う原点かな」と、やんちゃそうな弾ける笑顔で語ってくれました。
そして欠かせないのが妻の由美さんの存在。「私は農業のことはわからないけど、間違いなくいいものを作る人なので、それを信じて美味しいと言ってくれるお客様に届けるのが私の役目」と、明るく話す由美さん。
お2人の信頼関係があるからこそ、いいものが作れるんだなと羨ましく思いました。
2020.1月
下地宏之さん
下地さんのこだわりはズバリ土!
完全に無農薬・無化学肥料でネギ、水菜、島らっきょ、小松菜、ジャガイモ、紅芋、玉ねぎなど少量多品目の野菜を育てています。
石垣島の自然のものを使って循環型の土つくりを目指していると笑う下地さん。とにかく農業への熱量がすごくて話が面白い!
お金を使わずに知恵を絞るがモットー!
下地さんが作る野菜は本当にとてもキレイで味が濃いんです。
2020.1月
花谷まゆさん
創業35年以上になる花谷農園に嫁いだまゆさんは、バンナ岳の麓にある畑で、石垣島の気候に会うゴーヤ、ズッキーニ、ミニトマト、島ニンニク、茎ブロッコリー、パクチーなど多品目の作物を化学農薬不使用で育てています。
化学肥料だけでなくチッ素分の多い堆肥も使わずに、ススキやキビの葉ガラなどを畑にすき込み、土壌微生物を増やすための土づくりに取り組んでいます。
野菜を育てる上での一番のこだわりは?と問うと、「自然の仕組みの中で農業をすること、多分それが一番効率がいいんです。私は子ども達に豊かな土を残したいんです。そして美味しくて、虫がつきにくくて、食べると薬にもなるような体に良い野菜を作りたいんです。」
そう語るまゆさんの優しい語り口から、子ども達への愛と母としての強さを感じました。
2020.1月
東政太朗さん
政太朗さんは農業を始めて今年で7年。当店と同じです。
子どもの頃から親の手伝いをして土に親しんでいた政太朗さんは、農業大学校への進学を選び、卒業後すぐに地元石垣島の宮良に戻って農業を始めたそう。
今では従業員とともにハウス22棟を管理し、ナス、中玉トマト、ゴーヤを栽培しています。
こだわりは「より良いものを、より長く提供できるように作ること」
そしてなるべく自然の力を生かしたいと、ナスの害虫を食べてくれるてんとう虫やカメムシが好む花を一緒に植えているそうです。「できればハウスの周囲全体にこの花をたくさん植えて、害虫を寄せ付けないようにしたいな、と考えてます」と、はにかみながら話してくれました。
何事へも真面目に取り組む政太朗さんは、八重山古典民謡コンクールで最優秀賞を獲得した実力の持ち主。
そんな政太朗さんが作るナスは、艶やかな濃い紫色でとっても綺麗なんです。是非多くの方に食べていただきたいです。
2020.1月
土橋玄さん
玄さんは、長崎県出身。大学時代にアジア各国を旅する中で出会ったカンボジアの貧しい子供たちの現実に衝撃を受け「この子たちのために学校を作りたい。そのためには、自分の力で稼がないといけない」と思ったのが、農業を始めるきっかけだったそうです。
その時の友達が石垣島出身で実家が農業をやっているということで、農業に可能性を感じて石垣島へ移住。1年後には農地を取得し、現在5年目。
日々思考錯誤しながら、実験のつもりでいろんな作物に挑戦しているそうです。
お邪魔した畑では、オクラ、玉ねぎを軸としながら、大根、春菊、そら豆、小松菜、水菜、九条ネギなどなど、、、
「自分は飽き性だから、いろんなことやってみたいんですよ」と謙遜していますが、かなりの研究熱心です。
今、農業が楽しいと話す玄さんの夢が叶うよう応援したいと思っています。
東内原 航太さん
エコファーマーの認定を受け、年間を通してゴーヤ、オクラを栽培しています。
中学生の頃から農家を継ぐ事を決め、26歳で地元白保に戻り先祖から引き継いだ農地を守り続けています。
いつもニコニコ☺︎人柄の良さがにじみ出ている航太さんです。
崎山さんご夫婦
有限会社さきやまを経営しておられる崎山さんご夫婦。オリジナルの貼り箱を作ってくださいます。すべて手作業で、丁寧な仕事ぶりはさすが職人さんです。崎山さんの技術があるからこその「ゆがふシリーズ」のパッケージです
八重山育成園の鶏
八重山育成園は社会福祉法人若夏会が運営する障がいのある方の就労支援施設。それぞれが自分の特性に合わせて生き生きと働いておられます。鶏舎はバンナ岳の麓にあり、衛生的な環境で周囲の草狩りをした青草をえさに混ぜて与えるなど、鶏の健康にとても気を付けて育てておられます。